ニコ・ヒュルケンベルグとマーカス・エリクソンはインストレーションチェックを終えたところでジャッキアップされマシン整備に入ってしまい、マックス・フェルスタッペンは25分過ぎにクルマを降りてジャッキアップされてしまった。
フェルスタッペンはセッション開始から1時間が過ぎた頃にコースに復帰するが、ダニエル・リカルドは「エンジンのパワーロスを感じる。音もいつもと少し違う」と無線で訴える。
なお、このセッションではフェルスタッペンとジョリオン・パーマーが今季2基目のMGU-Kを投入、ロマン・グロージャンとザウバーの2人が2基目のESを投入している。
セッション中盤には「毎回ターン1で問題を抱えてどうすりゃ良いのか分からない」というロマン・グロージャンがタイヤをロックさせてランオフエリアに逃げたり、セバスチャン・ベッテル、フェルスタッペン、ケビン・マグヌッセン、パスカル・ウェーレインらがヌーベルシケインでオーバーシュートするなどマシンとコースの限界点を探る様子が覗える。
トロロッソ勢は問題視されたターン16イン側のソーセージを軽くヒットしてマシンが浮き上がる場面もあったが、壁にヒットするような大きな事故には繋がらなかった。
FP1の90分のセッションを終えてトップはルイス・ハミルトンで、昨年のFP1を2秒も上回る1分13秒425。しかし0.196秒差で2位にはベッテル、0.346秒差でフェルスタッペンが続き、さらに6番手には0.686秒差でダニール・クビアトがつけ、トップ2チームのみならずモナコGPは混戦の様相を呈してきた。