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F1 ニュース

投稿日: 2017.06.17 12:24
更新日: 2017.06.17 12:28

F1カナダGPでのフォース・インディアは、どのような戦略を採るべきだったのか

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F1 | F1カナダGPでのフォース・インディアは、どのような戦略を採るべきだったのか

 フォース・インディアは、F1カナダGP終盤にチームオーダーを発令し、セルジオ・ペレスとエステバン・オコンの順位を入れ替えるべきだったと考えている。

 ふたりのドライバーは3位を走行していたレッドブルのダニエル・リカルドを追い抜こうとしており、より新しいタイヤを装着していたオコンに対し、ペレスは順位を譲ることをしなかった。

 両者ともリカルドを抜くことはできず、それどころかピットストップの回数を増やして新品タイヤを履いたフェラーリのセバスチャン・ベッテルにオーバーテイクされ、5位と6位でレースを終えている。

 チームはペレスに順位を譲るよう、直接的なチームオーダーは出さなかったものの、チーフオペレーティングオフィサーのオットマー・サフナウアーは指示を出すべきだったと認めた。

「レース後には多くの情報が得られる。おそらくはフェラーリがピットストップした直後などの、もっと早い段階でふたりを入れ替えるべきだった。そうしておけば状況はもっと楽になった」

「タイヤの温度がすぐに取り戻せるのなら、後ろから攻撃するのにリスクはない。もし上手くいかなくても、再度順位を入れ替えるだけの時間もある」

「けれども我々はそうしなかった。この件について話し合いを始めたのが遅かったから、後の祭りだったのだ」

 順位を入れ替える際に生じるタイムロスやタイヤ温度の低下がリスクとなるため、ピットウォールでの議論は複雑なものだったとサフナウアーは言う。

「入れ替えるとなるとタイムを失うが、それよりも重要なのはタイヤの温度を失うことだ。タイヤ温度の低下は致命的だ。だから(順位を入れ替えた場合)すぐにスピードを取り戻せるわけではない」

「フェラーリが追い上げてきていたので、万が一のことを考えていた。そのことについては、これから分析する。しかしもし入れ替えていたとしても、エステバンが(リカルドに)追いつけたとは思っていない」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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