7月7日現地時間14時、オーストリアGPのフリー走行2回目が行なわれた。気温は30度、路面温度は43度。ランチブレイクの間ににわか雨が降ったが雨量はそれほどではなく、あっという間にやんで路面は乾いた。
開始直後は各車がソフトやスーパーソフトを履いて走行開始。マクラーレン・ホンダの2台はともに整備作業続いておりコースインがやや遅れ、FP1の途中から作業を開始していたフォース・インディアのセルジオ・ペレス車も作業が長引きコースインが20分ほど遅れた。さらにフェルナンド・アロンソは走行開始から7周でフロアを壊してピットに戻り交換作業を強いられてしまった。
14時11分にはロマン・グロージャンがターン9でコースオフ、13時13分にはマーカス・エリクソンがターン6でグラベルに飛び出してなんとかコースに復帰、14時26分にはバルテリ・ボッタスがターン6でスピン、14時33分にはエリクソンが今度はターン1でスピンと、午前中に続いてコースのあちこちでマシンコントロールを失う場面が展開される。
セッション中盤からは、スーパーソフトを履くセバスチャン・ベッテルとトラブルに見舞われて走行できないジョリオン・パーマー以外の全車がウルトラソフトでロングランを行なう。
14時52分にはターン9でコースオフしたカルロス・サインツJr.がコースに戻る際に縁石の段差で弾かれてフロア周りに大きなダメージを負い、15時にはダニール・クビアトが「何かパーツを失ってパワーもなくなった」と力なくピットに戻る。