68回目のポールポジション記録に挑むハミルトン
過去10年、ポールシッターの勝率はわずか3割
盛夏ヨーロッパの7月、各国でビッグ・スポーツイベントが行われている。自転車『ツール・ド・フランス』の序盤ステージではスパ・フランコルシャンが使われ、あのオ―・ルージュを埋め尽くすギャラリーがいっぱい(F1の時とは全然違う光景に驚いた)。
イギリスGPと重なったテニス『ウインブルドン』では、ニコ・ロズベルグが男子準決勝をVIP席で行儀よく観戦、ちゃんとスーツにネクタイ姿で(2015年に物議をかもしたルイス・ハミルトンとラフな格好とは違う)。
さて、夏休み前の第11戦ハンガリーGP決勝は第17回「世界水泳選手権・最終日」と重なっている。この国は水泳国で、特に昔から水球競技が強い。F1か世界水泳か──ブダペストにとって7月は一番熱い日に。
セバスチャン・ベッテル(177点)を追ってきたハミルトン(176点)が10戦を終えついに1点差。昨年、この時点でロズベルグ(168点)とハミルトン(167点)は1点差、チームメイトバトルがさらに激化していった。ハンガリーGPからリスタート、今年もまったく同じ。
ハンガロリンク・マイスターのハミルトン、現役最多ポールポジション5回&5勝。この予選で通算68回目のポールポジション獲得なるか、大記録への挑戦が見どころだ。