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F1 ニュース

投稿日: 2017.07.28 19:41
更新日: 2017.07.28 19:44

F1 Topic:フェラーリ、ザウバーとの提携で若手育成ドライバーのシートを確保か

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F1 | F1 Topic:フェラーリ、ザウバーとの提携で若手育成ドライバーのシートを確保か

 7月27日、午後4時、ザウバーとホンダがロシアGPで決定していた『2018年の提携』を白紙に戻すと発表。それから18時間後の28日、午前10時。ザウバーはフェラーリのパワーユニットを2018年から複数年に渡って搭載すると発表した。 

 当初、ザウバーの2018年のパワーユニットに関しては3つの候補が上がっていた。

 ひとつはメルセデスだ。現在、F1界で最も性能が高いと言われているメルセデスを搭載することに、ザウバー側は異論はない。

 メルセデス側にとっては育成ドライバーのパスカル・ウェーレインのシートを確保できるというメリットもある。しかし、メルセデスはすでにワークスを含め3チームにパワーユニットを供給しているため、4チーム目へ供給するには全チームの合意が必要だった。

 次に候補に挙がったのがルノーだ。フレデリック・バスールはルノーのチーム代表を解任されたが、それはルノーのチーム内においてシリル・アビデブール(ルノー/マネジングディレクター)との権力闘争に敗れたためで、ルノー・スポール本社との関係は良好だった。

 だが、ルノーもすでに3チームにパワーユニットを供給しているため、4チームへ実現するためにはメルセデス同様、全チームの合意が必要だった。また、これを実現するにはギヤボックスをザウバーが開発しなければならないというもうひとつの問題があった。つまり、ルノーにもザウバーにもメリットはほとんどなかった。


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