その後ろからはエステバン・オコンも2台のトウを使って並びかけるがヒュルケンベルグが8番手をキープ。翌3周目のケメルストレートではヒュルケンベルグがDRSを使って易々とアロンソをパス。4周目にはオコン、6周目にはロマン・グロージャンが同じくケメルでアロンソを抜きアロンソは当初のポジション10番手まで後退する。
8周目、大観衆の前でフェルスタッペンがスローダウンしケメルストレートにストップ。「信じられないよ、言葉もない」とだけ無線で言葉を残してマシンを降りた。
9周目には中団勢でピットストップが始まり、12周目には首位ハミルトンが上位勢で最初にピットイン。翌13周目にボッタスもピットインしてともに1ストップ作戦の定石であるソフトタイヤに履き替えた。
ベッテルは14周目、ライコネンは15周目まで引っ張りソフトタイヤに交換して上位勢の順位に変動はなし。しかしライコネンはフェルスタッペンが止まった際のダブルイエロー区間で減速しなかったとして10秒ストップ&ゴーという極めて厳しいペナルティが科され、17周目にピットインしてこれを消化し7番手まで後退を余儀なくされた。
これで中団勢は5番手ヒュルケンベルグ、6番手オコン、8番手ペレス、9番手グロージャンとなり、10番手にはアロンソより1周早いピットインでアンダーカットしたマグヌッセン、11番手にはアロンソの1周後にピットインしてオーバーカットしたマッサがつけ、ピットストップに4秒を要したアロンソは12番手まで後退してしまった。