■キャッチポイント4
昨年は45グリッドダウンペナルティ、逆ポールポジション(22位)からニューソフトでつなぎ、3ストップ作戦を敢行して7位入賞を果たしたフェルナンド・アロンソ。6位のセルジオ・ペレスに1.411秒差、鈴鹿・日本GP直前に挙げた大戦果だった。パワーユニットのローテーションをセパンからどう組み込むか、ファイナルカウントダウンが始まる。
■キャッチポイント5
トップ5戦線に火がついてきた。5位ウイリアムズ、6位トロロッソ(7点差)、7位ルノー(10点差)。上位入賞圏から遠ざかるウイリアムズは、来季に精力を向けた。追う2チームに勢いがあり、前戦カルロス・サインツJr.とジョリオン・パーマーが奮戦、ルノー製パワーユニットは、アップデートではない“最新チューニング”を施しているのだろう(前戦は雨がらみでドライバビリティ向上)。
■キャッチポイント6
コンストラクターズ選手権では、首位メルセデスがフェラーリを三桁102点リードする。昨年は第17戦だった日本GPで、タイトル3連覇を決定した。冒頭でも触れたように、セパンはマシンの総合力が問われる“クラシックなティルケ・コース”。過去18年間で優勝マシンが13回コンストラクターズ選手権を制覇している。これを見てもセパンは、近代で屈指の名コースだと思う。