ルノーF1のマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、チームがスタッフの大量雇用を積極的に進めていることを認める一方、そのやり方について、ライバルチームたちに対する公平さは維持していくと強調した。
ルノーは、FIA技術部門責任者を務めていたマルチン・ブコウスキーと雇用契約を結んだことで、他のF1チームやF1ストラテジーグループのメンバーたちから激しい批判を受けることになった。
このニュースはF1チーム代表たちの怒りに火をつけた。6チームはFIAとF1商業権保有者に対し、ほんの数週間前まで各種実用情報に内部で接していた前FIA幹部がルノーに参加することへの懸念を、文書で表明している。
アビテブールはブコウスキーとの契約について否定も肯定もしなかったものの、チームが積極的にスタッフ採用計画をすすめている件には言及した。
イギリスのSky F1の取材に対してアビテブールは「我々は2020年までにトップチームのひとつになりたいと考えている」と話し、さらに以下のように続けた。
「かつてその目標は遠いものだったが、いまはそのために何をすべきかが分かっている。中団と上位グループの間に1秒から1.5秒の隔たりがあることを考えれば、それを埋めるためには大きな飛躍が必要だ」
「だからこそ、2020年にその場所にいるために、我々は積極的にならなければいけない」
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