アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで、28日、2018年F1タイヤのテストがスタートした。2日間にわたるテストの初日、10チーム12人のドライバーが参加、来年新たに導入されるハイパーソフトを含む、さまざまな種類のタイヤで走行した。
各チームはこの日、初めてピレリの2018年用コンパウンドを試した。ピレリは来年、ドライコンパウンドを2種類追加し、合計7種類を使用することを発表している。追加されるのは最もハードな「スーパーハード」(オレンジ。ハードはアイスブルーに変更)と最もソフトな「ハイパーソフト」(ピンク)。コンパウンドは今年より一段階ソフト寄りになるため、ハイパーソフトは2017年に最もソフトなタイヤだったウルトラソフトよりも2段階ソフトになっている。
今回のテストでピレリは、各チームに20セットを提供、そのうち12セットはピレリが、残りの8セットはチームがコンパウンドを選択した。すべてのチームが、1台のみで走行を行う予定だったが、マクラーレンはブラジルGP後のタイヤテストが治安悪化のためキャンセルされたことを受け、唯一、2台を走らせる。
この日は、12人中11人がハイパーソフトで自己ベストタイムを記録、ウイリアムズから参加したロバート・クビカのみがソフトタイヤでのタイムで全体の9位となった。