マクラーレンF1チームの新たなリザーブドライバーとなったランド・ノリスには、2018年に向けてひとつの願いがある。しかしチームのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、その願いが実現するとは思わないよう、彼にすでに話をしたという。
サードドライバーであるノリスには、フェルナンド・アロンソかストフェル・バンドーンが何らかの理由でレースに出場できなくなった場合に、代役としてレースを走る可能性がある。
ヨーロピアンF3選手権のチャンピオンとなった18歳のノリスは、すでに今年マクラーレンのテストに何度も参加している。またノリスは来シーズン、カーリンから出場するF2と並行してFP1での走行の機会も得ようとしているが、ブーリエによればそれは実現しない可能性が高いという。
ブーリエはノリスのスケジュールについて、F1公式サイトのインタビューで以下のように語った。
「彼は多くの時間をシミュレーターで過ごすことになるし、テストの機会も得るだろう。FP1でも数回走行したいと彼は迫ったが、私はそれには賛成できない。それでもに十分に忙しく過ごすことになるだろう」
ブーリエはノリスが金曜フリー走行に参加することに乗り気ではないが、彼の才能を非常に肯定的に見ていることに変わりはない。
「彼がいつの日かマクラーレンのドライバーになることを期待している。だからこそ彼をチームに迎えたのだ。しかしまずはF2だ。彼にとっては良いチャレンジになる」
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