(3)第11戦ハンガリーGPで今季2度目の1-2フィニッシュ、14点リードのままサマーブレイクへ。再開第12戦ベルギーGPも2位、立て直しかと思えたが母国第13戦イタリアGPで失速。雨の予選に翻弄されて3列目がやっと、表彰台3位には上がれたものの苛立ちと焦りがつのった。よりによってモンツァで首位の座から転落とは……。
(4)アジア・ラウンドに備え、フロント・サスペンションなど大きなアップデートを実施。第14戦シンガポールGPで3度目PP奪取、しかし勝ち急いだあげくにフェルスタッペンにタッチ、必勝レースはたった数秒で終わり、キミ・ライコネンとともに全滅。ファクトリーも社内も“お通夜”みたいに暗転した。そこから信頼性欠如の事態が連鎖、春のリーダーは秋のアジア・ラウンドに敗れ去った。移籍3年目は2位、これは98年のシューマッハと同じであり、ベッテル自身はやれる限りをやり尽くした。『フォルツァ・セブ』で締めくくる――。