(優勝記者会見で語り)こんな状況だったからこそ、なおさら勝てたことがうれしい。残り10周ぐらいの時に、無線で「すべてコントロールできている。問題ない」と言った。放送されたかどうか知らないけど、あれは嘘だ。本当は、何ひとつコントロールできてなかったんだ!
チームからバルテリのペースを聞いて、僕にはそのペースでは走れないと思った。走りながら計算したよ。あと10周、そのペースで走られたら、追いつかれてしまう、と分かった。
でもできる限り、クリーンに走ろうと心がけた。ストレートで彼がかなり近づいてきたけど、幸い周回数が足りずに抜けなかった。本当によかった。
(自分の後にピットストップしたメルセデス勢が)ミディアムタイヤを履いたと知った時、チェックメイトだと思った。僕らはもう1回入らなければならなかったからだ。そういうプランだった。
でも戦略を変えた。タイヤをできるだけ労わって走り、持たせようと考えた。それがうまくいったんだ。
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