今回のクラッシュの責任はフェルスタッペンの方に多くあるとの見方をする者が多いなか、マルコも、フェルスタッペンはもう少し冷静にレースをすべきであるとの考えを示した。
「マックスは多くを求めすぎて、そのために自分自身をかなり追い込んでしまう」とマルコ。
「彼も時には、特に今は、自ら折れるということを学ばなければいけない。これほど頻繁にインシデントを引き起こしているのだからね」
「それは彼にとってきついことだが、彼も状況は理解している。昔のセバスチャン(・ベッテル)も同じだった。私にはふたりが相似しているのが分かる」
「マックスは、次に何か起きたら、それが自分の手で避けられた問題かどうかにかかわらず、自動的に批判されると分かっている」
「それに、チームとしてはポイントが必要だ。だから、次のレースで彼は自分の走り方についてこれまでにも増して真剣に考え抜かなければならない」
マルコはAuto Bildに対し、今はふたりが自由に戦うことを許すが、状況によっては介入するつもりであると語った。
「今後も自由に競わせる。だがまた行き過ぎた状況になったら、介入するようレースエンジニアに指示する」
しかしふたりの関係は今も良好であり、F1の歴史に残る過去の不仲なチームメイト同士の関係とは異なると、マルコは強調した。
「リカルドとフェルスタッペンはとてもうまくやっている。ベッテルと(マーク・)ウエーバー、(アイルトン・)セナと(アラン・)プロスト、あるいは(ルイス・)ハミルトンと(ニコ・)ロズベルグはそうではなかった」