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F1 ニュース

投稿日: 2018.05.19 18:19
更新日: 2019.01.07 12:45

F1スペインGP技術解説(2):マクラーレンの三つ鼻ノーズの気になる裏側

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F1 | F1スペインGP技術解説(2):マクラーレンの三つ鼻ノーズの気になる裏側

 F1の開発はとどまるところをしらず、毎グランプリ、新しいパーツが導入されている。F1iのテクニカルエキスパート、ニコラス・カーペンティアーズがスペインGPの週末に見つけたマクラーレンの注目アイテムを紹介、分析する。
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■マクラーレン

(1)マクラーレンの三つ鼻ノーズ

マクラーレンの三つ鼻ノーズ

マクラーレンの三つ鼻ノーズ

 ずいぶん待たされたマクラーレンの大幅アップデート。一番の話題は何と言っても、先端に3つの開口部を設けたノーズであろう。中央の穴は昨年型のレッドブルの踏襲で、両側のふたつはザウバーC37のそれを彷彿とさせる。さらにノーズ全体がかなり細身になり、両脇にはフロントサスペンションのアッパーアーム付近まで続く長い溝が入った。

 中央の穴から始まるチューブは、ノーズ内で2本に分かれ、両側の穴からのチューブと合流。メルセデス風のケープ形状のウイングの下から空気を吐き出す仕組みだ(白矢印)。

 ケープの裏には、他にも排出口があるのではという予測したが、スクープ写真によればこの2カ所しかない。黄色矢印が示す開口部には、地面の流速や地上高を測定するセンサーが仕込まれている。

 三つ鼻から入ってケープ下に抜ける空気は、二つの渦流を作ることが主な目的で、それによってフロントタイヤによる乱流を打ち消し、マシンリヤへと流れる空気を整える効果を狙っている。

マクラーレンの三つ鼻ノーズ

マクラーレンの三つ鼻ノーズ


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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