ホワイティングは、今回の問題の発端は、フェラーリからメルセデスに移籍した、テクニカルディレクターのジェームズ・アリソンとロレンツォ・サッシが、アゼルバイジャンGP前にFIAに対し、フェラーリのERSについて問い合わせを行ったことであると明かした。
FIAに問い合わせを行った者をホワイティングが公表したことに対し、メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは不満を示している。
「スタッフを守ることが私の仕事のひとつだ。誤った状況において個人の名前が明かされることは、憂慮すべきことだ」とウォルフは語った。
「チーム側からFIAへの問い合わせは、毎日のように行われている。規則についての問い合わせを誰が行ったかを示すことは重要ではないと私は考える」
「チーム名を出すのは、仕事のやり方として全く問題ないと思う。しかし個人名を明かすのは正しいことではない」
ウォルフは、FIAがフェラーリのシステムは合法であると判断したことについては不満はないと述べた。
「抗議が提出されたわけではなく、抗議に対する裁定が出たというわけでもない。声明が発表されたというだけの話だ。我々は彼らを信頼している。彼らが調査を行ったのであれば、それで問題ない」
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