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F1 ニュース

投稿日: 2018.11.02 12:50
更新日: 2018.11.04 14:59

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのフェルスタッペン【今宮純のアメリカ&メキシコGPドライバー採点】

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F1 | まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのフェルスタッペン【今宮純のアメリカ&メキシコGPドライバー採点】

 F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、20人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選出。予選やレースの結果だけにとらわれず、3日間のパドックでの振る舞い、そしてコース上での走りを重視して評価する。今回は第18戦アメリカGP&第19戦メキシコGP編だ。

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☆ セルジオ・ペレス

2018年F1第19戦メキシコGP セルジオ・ペレス
2018年F1第19戦メキシコGP セルジオ・ペレス

 メキシコに『ナショナル・ヒーロー』が居て → F1への関心が高まり → チャンピオン決定舞台となり → 33万4946人超満員に。この盛り上がり“スパイラル”は80年代の日本に似ている。

 ペレス=中嶋悟、チャンピオン・セナ=ハミルトン、毎年鈴鹿の観客は30万人以上に膨れ上がっていた。これまでのメキシコGPでは、8位~10位~7位と連続入賞していたが、4年目はリタイアとなってしまったチェコ(ぺレス)。それでも彼が居るからメキシコGPは毎年祭りのように盛り上がるのだ。

☆☆ ピエール・ガスリー

2018年F1第19戦メキシコGP ピエール・ガスリー
2018年F1第19戦メキシコGP ピエール・ガスリー

 ウラヨミすると、アメリカ・メキシコの2連戦ミッションは『ホンダ・パワーユニットのテストドライバー』。細かな仕様変更を施されたスペックを実戦状態で試すこと。パワーユニット交換の結果、グリッド降格となり最後尾から、パフォーマンスデータをフィードバック。今日の結果より2019年シーズンのために、すでに“第3のレッドブルドライバー”として走っている(と解釈する)。

☆☆ ストフェル・バンドーン

2018年F1第19戦メキシコGP ストフェル・バンドーン
2018年F1第19戦メキシコGP ストフェル・バンドーン

 ペナルティポイントは1点だけ、ラフプレーなどしないタイプだ。それを周囲から「アグレッシブじゃない」と言われ、マクラーレンから来季フォーミュラEシリーズ転向に。“沈黙のバンドーン”、残り2戦を前に、性能で優るザウバー勢の間に割って入る8位力走。

☆☆ カルロス・サインツJr.

2018年F1第19戦メキシコGP カルロス・サインツJr.
2018年F1第19戦メキシコGP カルロス・サインツJr.

 ルノーPU(パワーユニット/エンジン)・Bスペックが、メキシコGP金曜フリー走行1回目で衝撃の“1-2-3-4”。レッドブル勢に次ぐ3番手だったサインツは、ロングランペースも上々、連続入賞可能なスピードを示した。6戦5回入賞はならなかったものの、マクラーレンには来季のエースが頼もしく映ったことだろう。

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