2019年のマクラーレンは、ドライバーラインアップが一新されただけでなく、ポルシェがWEC世界耐久選手権に参戦していた際にLMP1クラスのプロジェクトを率いていたアンドレアス・ザイドルがマネージングディレクターとして加入した。
ノリスは、チームメイトとなるカルロス・サインツJr.から可能なかぎり多くのことを学ぼうという熱心な態度を見せた。
「ドライバーにとって、チームメイトを倒すというのはひとつの目標だ。もちろん、彼(サインツJr.)も僕に対して同じことをしようとするだろう」
「理想的な話をすると、もし僕がパーフェクトなドライバーだったら、誰がチームメイトであっても全てのレースでその人に勝てるだろう。そんなことは起こりそうにないけどね。そういう状況に身を置くことはないだろう。だから、僕はカルロスや彼以外のドライバーからも学ぶ必要がある」
「ドライバーとして向上していくことも必要だ。2019年はF1で1年目のシーズンになるので、間違いなくうまくいかないことも、改善できることもあるだろう。そういことが、僕をもっと良いドライバーにしてくれるはずだ。もちろん、何度か彼に勝ちたいと思っている」
「全てのレースでチームメイトを打ち負かすようなドライバーは、そういないだろう。2019年は学びの年なので、学習できることがたくさんあればと思っている。うまくやりたいけれど、それと同時に学びたいし、進歩してより良いドライバーになりたい」
「非現実的な話をするなら、僕は全てのレースでうまくやって、全員に勝ちたい。だけどそんなことは起こらない。僕は自分がF1にいる価値のあるドライバーだということを証明する必要がある」