2018年シーズン終了後、冬の間にトランスミッション、サスペンション、クーリングシステム、パワーユニットなどの主要コンポーネントとサブシステムの綿密なテストが行われ、それらはF1シーズン中にさらされるであろう条件に類似する荷重、気温、金属疲労のサイクル下に置かれた。
2019年2月13日に初めてマシンがガレージを離れる前までに、チームは累積で約50万キロにおよぶテストをすべての異なるコンポーネンツに対して行なったのだ。
2019年型のメルセデスW10は、2月13日に初めてシルバーストンのコースでシェイクダウンした。
「2019年シーズンは我々全員にとって新たな挑戦となる」とメルセデスF1チームのトップを務めるトト・ウォルフは語った。
「レギュレーションが大幅に変わったので、ゼロから始めなければならなかった。我々は、ライバルたちに対して、再度自身の能力を証明してみせなければならない」
「ポイントがゼロの状態からシーズンを始めるわけだから、勝てて当然とは思っていないし、先頭に立つ資格があるとはまったく考えていない。実際のところ、新シーズンにレギュレーションが変わることで、2019年すべてのチームがタイトルを獲る可能性があるのだ。我々は彼らすべてを潜在的な脅威とみなしている」
2019年のメルセデスの目標は、6度目のドライバーズタイトルと、6シーズン連続となるコンストラクターズタイトルを勝ち取ることだ。
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