レッドブルF1のジュニアドライバーであるダニエル・ティクトゥムは、2019年後半にレッドブルのテストを受ける機会を得たいと願っている。そうすれば、その先の2020年にF1昇格が見えてくるからだ。
マカオGPでこれまで2度優勝しているティクトゥムは、当初2018年にハンガリーで行われたF1インシーズンテストにレッドブル・レーシングから参加する予定だった。しかし、F1で義務付けられているスーパーライセンスの取得に必要なポイント数に達していなかったため、結局参加を断念した。
それ以降、19歳の有望株はF3でのレースを通してライセンス取得に必要なポイントを稼ぎ、貴重なF1への許可証を手にした。
2019年に全日本スーパーフォーミュラ選手権参戦を予定しているティクトゥムは、3月2~3日に鈴鹿で行なわれた『ファン感謝デー』において、レッドブルの旧型マシン『RB7』を走らせた。この心躍るような体験で、グランプリドライバーになりたいというティクトゥムの気持ちはさらに強まったようだ。
「先週のイベントは本当に楽しかった。そしてレッドブルから、チームを代表してデモランをするようにと要請されたのは、僕にとってとても光栄なことだった。だから喜んで引き受けたんだ。すべてはうまくいったよ」とティクトゥムは語った。
「今年のどこかの時点で『RB15』のテストに参加したいと願っている。今は何も決まっていないけれど、もしかしたら可能かもしれない。参加して、それがすごく良い機会になればと思っているんだ」
「僕は自分の仕事をしっかりとこなしていこうと思う。もしここ(スーパーフォーミュラ)でうまく結果に繋げられれば、ボスに喜んでもらえるだろうし、そうすれば彼が2019年のうちにレッドブルのマシンに乗る機会を与えてくれるかもしれないからね」