2019年シーズンよりホンダのパワーユニットを搭載するアストンマーティン・レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、ポジティブなプレシーズンテストを過ごすことができ、またホンダとのコミュニケーションもうまくいっていると語った。
「レッドブルは新しい時代を迎えた。ホンダのパワーユニットと(レッドブルの)シャシーは合っているし、とてもポジティブなプレシーズンテストを終えられた」
「ホンダとのコミュニケーションもうまくいっている。(イギリスにある)ホンダのファクトリーとレッドブルのファクトリーは1kmと離れていないし、ホンダ側のレスポンスも非常に早い」
「チームはとても忙しくしているよ。(プレシーズンテストでクラッシュをした)ピエールのおかげでもっと忙しくなったが……それでも、チームは活気付いている」
ホンダのパワーユニットを搭載したF1マシンのシェイクダウンの前には、興奮して寝られなかったと明かしたフェルスタッペン。開幕戦での目標について具体的な順位を挙げることはなかったが、できる限りポイントを獲りたいと述べた。
「テストはとても良かった。ホンダと仕事ができることをうれしく思うし、シェイクダウンの前には興奮して寝られなかった。エンジンの挙動もいいし、2週間のテストもスムーズに進み、全員が集中していた。誰が何をやらなけれなならないのかが明確になっている」
「(シーズンの展望については)まだ開幕していないので、オーストラリアGPを待ちたい。一貫性を持って走りたいし、シーズン中もたくさんのことを学びたい。そうすれば改善できると思う。開幕戦での目標は、たくさんポイントを獲ることだ」
一方テストで2度のクラッシュを喫してしまったガスリーだが、新しい環境に慣れ、失敗から学ぶことが重要だとテストを振り返った。
「F1で2年目のシーズンだけど、(レッドブルに移籍して)新しい環境なので、慣れていくことが重要だ」
「2019年の夏から協力を始めて、良い準備ができた。ホンダは去年から改善しているし、2チームにパワーユニットを用意してくれたことは素晴らしいことだ。僕はできるだけ去年の経験やフィードバックをしてコミュニケーションを取ろうと思う」
「2年目なので学ぶことは多い。今は一番良い状況にいるので、できるだけポイントを獲得したい。そして数レース終われば、何ができるかわかるだろう」
「初めて日本に来た時にはこんなことになるとは予想もしていなかったけれど、素晴らしいストーリーだよ。ホンダのスタッフは家族の一員のようなものだ。日本に戻って来ると素晴らしい時間を過ごしているけれど、一番はサーキットで良い成績残したいね」
「失敗から常に学ぶことが重要だ。テストの終え方としてはベストではなかったが、フィーリングはとても良かったし、まずはメルボルンでポイントを獲りたい」
「(10月には)レッドブルのドライバーとして鈴鹿に戻って来る。昨年はクレイジーな経験をした。空港に到着した時からファンの人々はすごかったし、ポジティブな雰囲気をサーキットに持って来てくれる。結果で恩返ししたい」
最後に10月に控えた日本GPについて聞かれると、フェルスタッペンは日本のファンにも母国オランダのカラーであるオレンジ色のシャツを着てほしいと語った。
「鈴鹿はいつも特別な場所だ。とても楽しいし、戻って来るたびに成績も出している。昨年も良い成績を出したし、オレンジ色の軍団が来たらうれしいね。日本人のファンにもオレンジ色のシャツを着てほしいよ」