レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、5度のF1王者ルイス・ハミルトンと交換すると言われても、マックス・フェルスタッペンを渡すつもりはないと断言した。
2012年にハミルトンがレッドブルとの契約を望んだことがあったと言われているが、その際にホーナーはセバスチャン・ベッテルを優先し、ハミルトン獲得には動かなかった。いまやハミルトンはタイトルを5回獲得し、現役最強ドライバーとの評価を受けているが、レッドブルは21歳のフェルスタッペンがハミルトンと同等の力を持っていると確信しており、ハミルトンとの交換であってもフェルスタッペンを手放す気はないと、ホーナーは述べている。
「それについてはノーだ」とホーナーはDaily Mailのインタビューにおいて語った。
「マックスはまさに未来なのだ。現在21歳で、いま進化の過程にある。彼もルイスも素晴らしいドライバーだ。ルイスは史上最高のドライバーのひとりと言っていいだろう」
「マックスは、F1で何度か優勝はしているが、まだタイトル争いをした経験はない。だが、多才な能力、レースのテクニック、速さという点では、マックスはルイスに引けを取らない」
「(2018年)シーズン後半に、ハミルトンに次いでポイントを多く稼いだのはマックスだった。つまり彼が素晴らしい走りをしていたことは明らかだ。(エステバン・)オコンとの一件で、レース後に感情を爆発させた時、一部から批判を受けた。だが、少なくとも彼に情熱があることは間違いない。だからこそ、彼にはこれほど多くのファンがいる。面白味のない人物など求められていないのだ」