──フェラーリから離れたことで、プレッシャーはずっと減ったのは確かですよね。
ライコネン:それは、確かにそうだね。でも今のチームも、僕に多くを期待しているはずなんだ。それが具体的に何なのか、ちゃんと尋ねたことがないからわからないけどね。でもとにかくさっきから言っているように、僕は僕のできることを精いっぱいやるつもりだよ。7位入賞ならOKだけど、10位じゃダメだとか、そういう問題じゃないと思うんだよね。
──フェラーリからアルファロメオに移ったことで、レースへのアプローチも変わりましたか?
ライコネン:いや、それもないね。唯一ここに来て感じる変化は、メディアやマーケティング対応のスタッフが、全然少なくなったことだね。でもそれ以外の、これからシーズンをどう戦っていくかとか、そういう根本の部分に変化はないよ。
──今季はレギュレーションも変わったわけですが、ドライビングに関して変化は感じていますか。
ライコネン:どうだろう。今のところは、大きな違いは感じてないかな。これがたとえば2013年から2014年にかけてのレギュレーション変更の際は、まったく違うクルマになったと思ったくらいだったけどね(注:V8自然吸気エンジンからV6ハイブリッドターボに変わったのに加え、車体規約にもさまざまな変更が加えられた)。
当然、ドライビングに関しても、いろんなレベルでの適応を強いられた。でも今はあの時に比べれば、大した違いは感じないよ。