上海インターナショナルサーキットは手ごわいコースであり、初めて走る自分にとっては難しいグランプリになると予想するアルボンだが、シミュレーターでの準備とバーレーンテストで得た成果を活用し、いい週末を送りたいと考えている。
「上海インターナショナルサーキットで走るのは今回が初めてだから、簡単にはいかないだろう。チャレンジングなサーキットだね。シミュレーターで走ったところ、楽なサーキットには思えなかった。でもそれもゲームの一部だ。シミュレーターによってある程度の知識を得ることができたし、オンボード映像も見た。一歩ずつ前に進んでいくよ」
「F1カーでの経験がまだ少ないから、バーレーン(テスト)で2日間走れたことが僕自身にとってとても役に立った。テストで学んだことを、今回のレースウイークエンドで活用するつもりだ」
「シミュレーターで分かったのは、上海のコースには一部面白い場所があるということだ。たとえばファーストセクターのロングコーナーだ。本物のマシンに乗って予選でターン1に入っていく時には信じられないほどのGがかかるんだろうね。体験するのが楽しみだよ」
「中国に行くこと自体が初めてで、しかもこのレースはF1での1000戦目だ。それを記念して、F1での初のタイ人ドライバー、プリンス・ビラに敬意を示す、スペシャルヘルメットを使う。僕の前にF1で走ったタイ人はプリンス・ビラだけで、F1最初のグランプリ、1950年イギリスGPに参戦したドライバーなんだ」