──レッドブル・ホンダの実力では、表彰台も難しいことがはっきりしたのではないでしょうか?
山本MD:ドライバーは別にして、マシンとパワーユニットを合わせたパッケージでは、予選5、6番手が今の妥当な位置なんでしょうね。
──フェルスタッペンは、「ちゃんとアタックできていたら、フェラーリを上回っていた」と言ってました。
山本MD:ええ。たしかにそうかもしれません。しかし、レースは結果ですからね。
──山本さんはシーズン前、「モナコまでに勝ちたい」と言ってましたが、今の戦闘力では少しむずかしいですか?
山本MD:むずかしいかもしれません。ただ気持ちは、そういう風に持ってないと。
──去年は車体性能が優れていたからこそ、モナコで勝てました。
山本MD:いや、レッドブルのすごさは、シーズン中に帳尻を合わせて来るところです。今後のアップデートで、かなり詰めてくると思います。そして私たちも常に改善を心がけています。
──では目標達成は、あきらめていませんか?
山本MD:もちろんです。
──ホンダPU側のアップデートも、そろそろでしょうか?
山本MD:それについては、田辺(ホンダF1田辺豊治テクニカルディレクター)に聞いて下さい。中国に関しては、マックスは相変わらず精密機械のような仕事ぶりでしたし、アレックスは予想よりはるかに急激な学習カーブを描いて進化しています。今後の成長が非常に楽しみですね。
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