Q2をミディアムタイヤ1セットのみのアタックで6番手で通過したフェルスタッペンは、ガスリーとは異なり、Q3で新品のソフトタイヤを2セット使うことができた。しかし、最後のアタックをまとめることができなかった。
「最後のラップはクリーンではなかった。最後の数コーナーで何かが起きて、クルマの挙動がおかしくなった。レースに向けて、これから確認しなければならない」と言うフェルスタッペンは、4番手を確保したものの、マクラーレンの新人ランド・ノリスとわずか1000分の11秒差だった。
しかし、フェルスタッペンは、「セクター3でのミスがなければ、フェラーリにもっと近づけたし、マクラーレンとも0.3から0.4秒は離せたと思うから、レースはフェラーリと表彰台を賭けた戦いができるだろう」と前向きだ。
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、スペック3のここまでのパフォーマンスについて、次のように語った。
「金曜から土曜日にかけて、パワーユニットのセッティングをさらに煮詰めて、フリー走行3回目では予選モードでの走行も確認しました。今回投入した3台のスペック3のパワーユニットは、ここまで問題なくスムーズに機能しています。明日のレースでもきっちりと走り切りたいと思います」
1 2