2019年は、ガスリーにとって難しいシーズンだった。ガスリーは優勝候補ドライバーとなることを目指して、レッドブル・レーシングで2020年シーズンをスタートしたのだ。
しかし残念ながらチームメイトのマックス・フェルスタッペンと比べてガスリーのパフォーマンスが不足していたことから、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはガスリーをトロロッソに降格させ、代わってアレクサンダー・アルボンをレッドブルに昇格させた。
だがガスリーは、アブダビでどのような挑戦が投げかけられようとも、自身の状況について満足していると主張した。
「日曜日のレースで何が起きようが、僕は今シーズンの内容について満足するだろう。特にシーズン半ばにトロロッソに戻ったことをね。それに僕はブラジルGPで2位に入賞して、初めてF1の表彰台に上がったことを決して忘れないよ」
「でも一旦レースが終わったら、余暇を楽しむだろう」
「クリスマスの時期には、友人や家族とフランスで数週間過ごすつもりだ。今年は彼らに会う時間がほとんどなかった。僕の仕事のスケジュールはとても忙しかったからね」
「その後は真剣にトレーニングを始めるよ。12月の終わりからアメリカでレッドブルのトレーニングキャンプに参加する。来シーズンに向けて可能な限りの準備をするためだ」
「冬の休暇を楽しむ最高の方法は、その年最後のレースで好結果を出すことだ。それがアブダビでの最後の週末にむけて懸命に取り組んでいるもうひとつの理由だよ」