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F1 ニュース

投稿日: 2019.12.28 14:46
更新日: 2019.12.28 14:49

【ホンダF1 2019年10大ニュース】ワンツーなど“復帰後初”の快挙を次々達成。歓喜、興奮、衝撃の出来事を振り返る

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F1 | 【ホンダF1 2019年10大ニュース】ワンツーなど“復帰後初”の快挙を次々達成。歓喜、興奮、衝撃の出来事を振り返る

 2015年にパワーユニット(PU/エンジン)サプライヤーとしてF1に復帰したホンダは、2018年から提携しているトロロッソに加えて2019年に向けてレッドブル・レーシングとも契約を結んだ。復帰後初めて2チームに供給したホンダは、パートナーとともに数々の目覚ましい成果を挙げ、注目を集めた。
 2019年、ホンダと提携チームが生み出した数々の話題のなかから、10つの出来事をピックアップして紹介する。

■第10位:F1関係者がホンダの進歩を称賛

 2019年、レッドブルは3勝を挙げコンストラクターズ選手権3位、トロロッソは2回表彰台を獲得し、チーム史上最高位タイのランキング6位を獲得した。2チームの活躍を支えたホンダのパワーユニットの進歩をライバルたちは称賛、同時に警戒を強めている。

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■第9位:フェルスタッペンへの審議にやきもき

 レッドブル・ホンダとフェルスタッペンにとって大きな結果が絡む審議が行われ、関係者とファンが気をもむ出来事もあった。オーストリア決勝でフェルスタッペンはトップでフィニッシュしたが、フェラーリのシャルル・ルクレールをオーバーテイクした際のインシデントについて、長時間にわたって審議が行われた。その結果、フェルスタッペンにペナルティは科されず、ホンダの13年ぶりのF1勝利が確定した。

 また、メキシコGP予選でフェルスタッペンは最速タイムをマークしたものの、イエローフラッグを無視、さらにクラッシュが起きたことを知りながら減速しなかったと認め、「ラップタイムを取り消したければ取り消せばいい」と発言したことも問題視された。スチュワードは審議の結果、3グリッド降格ペナルティを科し、フェルスタッペンはポールポジションを失った。

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■第8位:レッドブル首脳がシーズン中にガスリーを降格

 2019年にトロロッソからレッドブルに昇格したピエール・ガスリーだが、チームメイトのフェルスタッペンとのパフォーマンス差がなかなか縮まらず、第12戦ハンガリーGP後、レッドブル首脳は、トロロッソで走るルーキー、アレクサンダー・アルボンと交代させることを決めた。シーズン中の交代はないとチーム首脳は繰り返し述べていただけにその衝撃は大きく、ガスリー自身もこの判断には不満だったと後に述べている。悔しい思いをしたガスリーだが、トロロッソで本来の速さを取り戻し、ブラジルで初表彰台を獲得した。

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■第7位:山本尚貴が日本GPでF1プラクティスデビュー

 2018年に全日本スーパーフォーミュラ選手権およびスーパーGTでタイトルを獲得した山本尚貴は、F1に出場するために必要なスーパーライセンス取得の条件に近づいた。それによってF1への思いが強くなった山本を、ホンダはサポート、レッドブルも協力し、10月11日、ホンダのホームグランプリF1日本GPのFP1で山本がトロロッソSTR14・ホンダを走らせるという、日本のファンにとってもうれしい出来事が実現した。F1公式セッションで日本人ドライバーが走るのは、2014年の小林可夢偉(ケータハム)以来のことだった。

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2019年F1第17戦日本GP フリー走行1回目に出走した山本尚貴(トロロッソ・ホンダ)

■第6位:ホンダ、レッドブル&トロロッソとの契約を2021年まで延長

 2020年末までだったレッドブル、トロロッソへのパワーユニット供給契約を1年延長することが、11月27日に発表された。2019年に好成績を挙げてきたこと、2021年以降のパワーユニットレギュレーションが大きく変わらなかったことがプラスに働いた。

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