オーストリアのレッドブル・リンクで実施されたルノーF1チームのテスト2日目に、エステバン・オコンが登場、2018年型ルノーR.S.18を走らせた。
パンデミックによりF1グランプリの開催が見合わされてきたが、7月5日オーストリアGPでシーズンがスタートすることが決まった。これを受けて、メルセデスがイギリス・シルバーストンに2018年型マシンを持ち込み、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスに久々の走行の機会を与えた。続いてルノーも、長くサーキットから遠ざかっていたドライバーとチームスタッフが開幕戦への準備を整えることができるよう、オーストリアGPの舞台レッドブル・リンクで、同様に2018年型マシンでのテストを実施した。
初日6月16日にはダニエル・リカルドが走行、2日目最終日を、今季チームに新加入したオコンが担当した。オコンは143周、614kmを走行したということだ。
「ずっと乗りたくてたまらなかった。新鮮な気持ちだよ。準備はできていると感じる」とオコンはコメントしている。
同じ17日、レーシングポイントはPR目的の“フィルミングデー”規則を使い、2020年型マシンで走行を行った。規則により現行マシンでのテストは厳しく制限されており、年間2日のPR目的の走行しか許されない。この日、シルバーストンでランス・ストロールは、規則に従い、100km以下の距離をデモ走行用タイヤを使用して走った。
今後、フェラーリとアルファタウリも事前テストを行うものと考えられている。formula1.comによると、アルファタウリは“フィルミングデー”として24日にイタリア・イモラで2020年型マシンを走らせる予定だということだ。