マクラーレン・ホンダF1チームのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、アメリカGPで「真のマクラーレン」が戻ってきたと語った。
マクラーレンは2週間前、ホンダのホームレースである日本GPを惨めな結果で終えなければならなかった。フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンはそれぞれ1周遅れの16位と18位でフィニッシュし、アロンソは「悪い意味で予期せぬ結果だった」と述べたほどだった。
しかしオースティンでアロンソは、自身とホンダがマクラーレンとのパートナーシップを再開した2015年以降でのチームの最高位タイに当たる5位でフィニッシュ、一方のバトンも9位で入賞した。
「我々のマシンのパフォーマンスは(日本の時と)同じだった。ただ我々は他と比べて高速コーナーで少し劣っている」とブーリエは述べた。
「低速コーナーでは強いが、高速コーナではそうではない」
「日本では予選でいいバランスをつかむことができず、いい予選結果を出せなかった。そして決勝では他のドライバーたちの後ろに引っ掛かってしまった」
「スタートも1周目も特別よくはなかった。すべてがうまくいかなかった」
「1台もオーバーテイクできず、後方から抜け出すことができなかった」
「だがオースティンでは通常の状態に戻った。チャンスがあればそれをものにするということを見せつけた。実際、たくさんのマシンを抜くことができた」
「(オースティンでの)この姿が真のマクラーレンに近い。直近の4つか5つのレースを振り返ってみれば、ここが我々の場所だとわかる。日本は1回きりの不調にすぎない」