セバスチャン・ベッテル 予選=9位
「簡単な話だ。Q2では3位だったけれど、ラップタイムでは大勢が接戦の状態だった。Q3で僕は同じペースで走り、残念ながら他のマシンのようにタイムを向上させることができなかった。
それに加えて最終コーナーで少しロスがあった。それで上位に入れなかった。でもパニックになる必要はない。当然満足はしていないし、コンマ2あるいは3秒ロスしたけれど、明日はいいペースで走れるはずだ。直線スピードがかなり優れているから、状況を好転させることができるよ。マシンは優れていて、レースに向けて強力なパッケージに仕上がっている。
明日やれることは山ほどある。長いレースになるし、スタートと1コーナーは面白いことになりそうだよ。途中で雨が降る可能性もある。悪い要素は何もない。明日は改善するはずだ。(予選でこれほど下位だと)もちろんがっかりする。いい感触を持っていただけにね。最後に走ったラップが一番悪いラップだったと思う。
(Q2でキミ・ライコネンのトラブルによって)赤旗が出たために(ソフト)タイヤは1セットしか持っていなかった。それでも満足いく走りをしていたが、最終コーナーでかなりロスした。深く入りすぎて立ち上がりがうまくいかず、コンマ2秒ぐらい失った。それがなくても3位にはなれなかったけれど、9位よりは上にいけた。高くついたミスだ。
3番手以下はすごく接戦だっただけに自分に少しがっかりしている。でも直線スピードがいいから、レースにはかなり自信を持っている。ここはオーバーテイクが可能だしね。前にいるマシンより僕らの方が速いと思う。2台そろって順位を上げていくことを目指す」
カルロス・サインツJr. 予選=10位
「このコースを楽しんでいるよ! 今週末はずっと予選を待ちわびていた。フリープラクティスでは燃料を多めに積むから、マシンはそれほど速く感じない。
でも予選になれば本当のスピードを感じられると分かっていたし、実際そうだった。Q3に進出できて本当に嬉しい。最後の走行はもう少しうまくいってもよかったが、それでもいい結果には変わりない。驚きの結果だよ。
計算上はこういう結果を出すのはかなり難しそうだったんだ。僕らのマシンに最適なコースというわけではないから、明日のレースは厳しくなるだろう。でも全力でプッシュして、ライバルたちのミスを最大限に利用し、トップ10圏内でフィニッシュしたい。
今年ここまでの予選の中でベストのひとつといっていい出来だと思う。でもそのことはもう忘れて明日のレースのことを考えなければならない。ポイントを取れるのは明日なんだから」