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F1 ニュース

投稿日: 2016.11.14 04:42
更新日: 2016.11.14 06:36

F1ブラジルGP:大雨、SC、赤旗……大荒れのレースをハミルトンが制し、逆転王座獲得へ望みをつなぐ

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F1 | F1ブラジルGP:大雨、SC、赤旗……大荒れのレースをハミルトンが制し、逆転王座獲得へ望みをつなぐ

 35分間の中断を挟み、レースは21周目から午後3時21分に再開された。規定により全車が再びエクストリームウエットタイヤを履いてSC先導でコースへと戻っていった。レース残り時間は1時間20分だが、レーダー上では50分後に強い雨が予報されている。

 コンディションは相変わらず悪くSC先導が続く中、4位を走っていたヒュルケンベルグは右リアタイヤのパンクでピットインを強いられ15位まで後退してしまった。コース上を走るドライバーたちからは「まだ水量が多い」「コンディションはひどくなっている」という報告が上がり続けるが、選手権を考えてハーフポイントで終わらせたくないハミルトンは「やれるよ、チャーリー(・ホワイティング)!」と無線で訴える。
2016年F1第20戦ブラジルGP
 しかし28周目、午後3時35分に再び赤旗が提示され、ハミルトンは「コースは大丈夫だよ! 普通のエクストリームウエットのコンディションだ。雨は降ってさえいないんだ。なんで赤旗にするんだ!?」と訴えるが、レースは再び中断となる。

 午後4時2分、27分間の中断を挟んでレースは三たび再開。SC先導で29周目から再開となったが、残りは1時間8分。雨は降り続く予報で、71周を迎える前にレースは終了を迎えそうな展開が予想される。首位はハミルトン、2位ロズベルグ、3位フェルスタッペン、4位ペレス、5位リカルドの上位に、序盤にピットインしなかった6位サインツ、7位ナッセ、8位オコン、9位ウェーレインと続いてアロンソが10位につけている。

 SC先導を経て32周目にSC解除。フェルスタッペンはまたしても再開直後からプッシュしてターン3でアウト側に並びかけ抜き去って2位に浮上してみせた。そのフェルスタッペンは38周目にエリクソンと同じターン14イン側の縁石に振れてしまいスピン。なんとかクラッシュは回避し、ロズベルグも抑えて2位を死守してみせた。

 40周目にはリカルドがピットインして5秒ペナルティを消化するとともにインターミディエイトに交換する。42周目にはリカルドがファステストラップを記録したのを見てフェルスタッペンも43周目にピットインするが、メルセデスAMGはすぐに雨が強くなると呼んでおりステイアウト。ロズベルグは45周目のターン12立ち上がりでハーフスピンを喫してヒヤリとする場面もあったが、事なきを得てコースにとどまった。


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