世界中のありとあらゆる業種や人々に影響を与えたといっても過言ではない新型コロナウイルスのパンデミック。モータースポーツもその例外ではなく、この春はF1をはじめ、MotoGPやインディカー・シリーズ、スーパーGTに全日本スーパーフォーミュラ選手権などの国内シリーズが開幕を見合わせる事態となった他、1月に開幕していたWRC世界ラリー選手権や越年開催のWEC世界耐久選手権、ABBフォーミュラE選手権などはシーズンの中断を余儀なくされることになりました。
そうした混乱のなか、この1年オートスポーツweb読者の皆さまはどんなニュースに関心を寄せられたのでしょうか。そこで、アクセス数を基にオートスポーツwebで扱った注目ニュースをリサーチ。各月の最注目トピックとしてご紹介していきたいと思います。まずは上半期からどうぞ。
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【1月】
日本のF1報道のパイオニア、モータースポーツ・ジャーナリストの今宮純氏が死去
国内のF1中継を語る上で欠かすことのできない存在であった今宮純氏。突然の訃報は多くのF1ファンやモータースポーツ好き、そして関係者の間にも衝撃が走った出来事でした。
モータースポーツ報道に多大な貢献をし、ファンに愛されてきた今宮氏。改めて故人のご冥福をお祈りいたします。
【2月】
「レッドブル・ホンダF1はさらに速くなった」と初日走行を終えたフェルスタッペン。メルセデスの最速タイムは意識せず
2月はF1プレシーズンテスト初日の走行を終えたマックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）のコメントを紹介した記事が第1位に。
レッドブルとホンダがパートナーシップを結んで2年目となった今シーズン。その出だしに最多168周を走り込んだフェルスタッペンの感想は上々。タイムは全体の4番手（1分17秒516）でした。
【3月】
『ハイ・レーキ』継承のレッドブル・ホンダRB16。低速域のダウンフォースも増加／全チーム戦力分析（1）
2月に行われた公式テストを経ての『F1全チーム分析』が注目を集めた3月。開幕直前“だった”こともあって皆さま、やはり各チームのマシンの出来が気になっていたようです。
ちなみに、このレッドブル・ホンダRB16編はF1新車分析シリーズの第1回目でした。
【4月】
WRC：2022年導入ハイブリッドの単一サプライヤー決定。既存の1.6リッター直噴ターボエンジン維持も決議
F1をはじめ多くのカテゴリーが2020年シーズン開幕戦の中止や延期に見舞われるなかで、WRCの2022～24年規定決定についてのニュースがホットトピックとなりました。
2年後、現行のWRカーは姿を消し、ラリー1規定の下でハイブリッドカーがラリーを戦っていくことになります。
【5月】
ウイリアムズがF1チーム売却を検討と発表。タイトルスポンサー『ROKiT』は契約終了
5月下旬に明かされた、名門ウイリアムズのF1チーム売却検討案に関するニュースがこの月の最多アクセスを記録しました。
それから約3カ月後の8月21日、ウイリアムズ・レーシングは、チームがアメリカの民間投資会社『ドリルトン・キャピタル』に買収されたことを発表しています。
【6月】
スーパーGTがカレンダー変更。感染拡大防止へ国内3コース、最終戦にふたつの可能性を残した8戦開催
上半期最後の6月は、スーパーGTの“再”改訂版スケジュール発表がもっとも注目されました。
国内での新型コロナ拡大を受けて4月6日に7月から開幕するカレンダーを発表していた同シリーズですが、この段階で富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎの3箇所で全8戦を行う新しいスケジュールを公開。異例のシーズンにして劇的な結末が待ち受けていた今季の実質的なスタート地点となりました。
下半期へ続く
