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F1 ニュース

投稿日: 2021.09.02 22:14
更新日: 2021.09.02 22:27

ウエット経験が少なく苦戦した角田。ガスリーは速さを発揮も「予選はもう少し上に行けた」/ホンダ本橋CEインタビュー

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F1 | ウエット経験が少なく苦戦した角田。ガスリーは速さを発揮も「予選はもう少し上に行けた」/ホンダ本橋CEインタビュー

 悪天候で1周もレースのできなかった今年のF1第12戦ベルギーGPだが、予選6番手と今回も安定した速さを見せたアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはそのまま6位入賞を射止めた。その結果についてホンダの本橋正充チーフエンジニアは、「初日から狙ったセットアップが決まり、(路面コンディション変化にも)いい感じで最適化できた」と分析する。

 また予選16番手にとどまり、イギリス、ハンガリーGPに続く3戦連続ポイント獲得はならなかった角田裕毅については、「雨のスパに手こずった。(F1でのレインという)絶対的な経験が足りなかった」としながらも、「そこはしっかり学んだので、今後に向けて意味のある1戦だった」と、次戦以降への期待を語った。

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──大変なレースでした。

本橋正充チーフエンジニア(以下、本橋CE):レースと言っていいんですかね(苦笑)。

──初日からどんどんコンディションが悪化していきましたが、そんななかピエール・ガスリーは週末を通してドライでもダンプでもフルウエットでも、安定して速かった印象です。

本橋CE:そうですね。狙ったセットアップが最初から決まっていました。あとはどこでタイムを伸ばすか、その作業に早い段階から集中できた。そういう感じです。

──2日目から完全ウエットになりましたが、初日のセッティングから大きな変更は施さなかったのですか?

本橋CE:はい。ウエット路面とレインタイヤに合わせたアジャストはしましたが、基本的なセットアップの方向性は変わらず、それほどバタバタすることなく進められました。

──予選の最高速を見ると、ダウンフォースを削り気味のセッティングだったのでしょうか?

本橋CE:そうですね。

──ローダウンフォースでも、ウエット路面で安定して速さを発揮できましたか?

本橋CE:はい。ダウンフォースの付け方に関してはチーム側も悩んでいたようですが、(ある程度削っても)メカニカルグリップの方で対応できると判断しました。いい感じで最適化できたと思います。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第12戦ベルギーGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)


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