■売却の緊急性はなくなる
BRDCは財政的な問題を解決するため、昨年、シルバーストン売却の可能性についていくつかの企業と交渉してきた。
しかし最近の状況の進展により売却を急ぐ必要がなくなり、GP開催についての意志決定が現在の最優先事項となっている。
グラントはBRDCの財政状況はより盤石になっていると確信している。2018年から世界ラリークロス選手権の開催が決まり、また、ヘリテージ・エクスペリエンスから2,000万ポンド(約28億1,400万円)の財政支援の承認が下りたのだ。
「我々はヘリテージ・ロッテリー・ファンドから素晴らしい支援を取りつけることができた。また、地元の審議会や企業パートナーが必要な残りの資金を提供してくれるために協力してくれている」とグラントは語った。
「これは大きな一歩だ。これで毎年50万人の新しい観客をシルバーストンに引き寄せることになるのだから」
「そして長年我々が課題としてきた、ホテルに関する強力なビジネスに取り組むこともできるだろう」
「こうしたすべてのことが望む形で進み始めているため、概してより楽観的に感じている。(シルバーストン売却の)契約をすぐに進めなければいけないというプレッシャーも以前より小さくなった」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています