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モタスポブログ

2016.07.04

「結果がすべてさ」と、リラックスモードのバトンさん@オーストリアGP現地情報


モタスポブログ | 「結果がすべてさ」と、リラックスモードのバトンさん@オーストリアGP現地情報

雨がどしゃーっと降ったり、でも決勝では雨よりも驚きの展開となったレッドブルリンクから、ムッシュ柴田が現地の様子をお届け。ひさしぶりに盛況となったマクラーレン会見の模様、うらやましすぎるプレスルームでのサービス、レッドブルのレーダーホーゼン柄スーツなどなど。渦中の人となったロズベルグ、スタート直前のひとこまも。

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Motor Racing - Formula One World Championship - Austrian Grand Prix - Practice Day - Spielberg, Austria

連日、爽やかな青空と、ものすごい豪雨が交互にやってくる、今週末のレッドブルリンクでございます。

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こちらは金曜午後のフリー走行2回目の真っ最中にやってきた、にわか雨。最終コーナーから降り始め、またたくまにサーキットの南側はびしょ濡れ。

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でも、ピット前がこれだけ横殴りの雨なのに、上のほうは晴れていて、2コーナーから3コーナーにかけてはドライ路面という、何とも珍妙な天候。土曜日もそんな感じで、ジェンソン・バトンの3番グリッド獲得は、そんな気まぐれ天気を味方につけられたからでした。

ということで毎回、予選後に行われるマクラーレン・ホンダ会見は、いつもよりはるかに盛況でした。もちろんマクラーレンとホンダが新たに組んだ2015年以降では、ベストの結果です。

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ただし出席者の関心は、どちらかというとフェルナンド・アロンソが中古タイヤでアタックさせられた「タイヤちょんぼ事件」のほうに向いていた印象。

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アロンソ本人は、予選直後のTV取材では「小学生並みのミス」とバッサリ切って捨ててましたが、この席では、さすがに批判めいたことは口にしていませんでした。でも、あのミスがなければ、自分も(自分だけが?)Q3に進めてたはず。そうしたら、もっと上のグリッドが狙えたかもという思いは、言うまでもなく、抱いていたことでしょう。

でもまあ、この世界は結果がすべてですからね……。してやったりのバトンは、すっかりリラックスモード。

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ウェットとドライ路面が交錯して、波乱の展開となったGP2レースは、翌日の自分の戦いにも大いに参考になるはずなんですが、レース中継などまったく見ず、ずっとスマホをのぞき込んでましたね〜。

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ところでレッドブルリンクのメディアセンターには、なんとまあ生ビールのサーバーが付いていて、関係者は飲み放題! もちろん、夜からですけどね。こんなうれしいメディアセンターは、もちろん全21戦でここだけです。

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土曜日の夜は折しも、ユーロ2016のドイツvsイタリア戦という好カードが行われてまして、各国ジャーナリストは仕事をしながら、むしろ仕事そっちのけで(?)大画面の中継に見入っておりました。

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これが大不評の(笑)レッドブル特製チロル風レーシングスーツですか。

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そして決勝レース当日。宿のベランダに出てみると、朝から思いっきり、どんより天気でした。しかも気温は、土曜までは30度近くあったのが、この日はスタート直前になっても16度という肌寒さ。

午前中しとしと降っていた雨は、なんとか止みましたが

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民族衣装をまとったグリッドガールのみなさんも、寒そうな笑顔。

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幸運にも恵まれたとはいえ、前から3番目のグリッドにマクラーレン・ホンダが並んでいる光景は、なかなか感慨深いものがありました。レースでも、メルセデス、レッドブル、フェラーリに次ぐ、堂々の6位入賞。続くシルバーストンでも、好結果を期待しちゃいますね。

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一方、ヘルメットを被ったままトイレに走っていったニコ・ロズベルグ。スペインGPに次ぐ同士打ちで、勝利をフイにしてしまいましたが「最終周だったし、今回のほうが、ずっときつい」とレース後、厳しい表情で語っていました。ルイス・ハミルトンとの因縁は、まだまだ尾を引きそうです……。

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