NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第5戦 North Carolina Education Lottery 200
開催日:5月19日
カイル・ブッシュが2連勝!
“トヨタ・タンドラ”での100戦目を勝利で飾る
“トヨタ・タンドラ”9台がトップ10フィニッシュ
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第5戦「North Carolina Education Lottery 200」が5月19日(金)にシャーロット・モーター・スピードウェイで開催された。
19日(金)夜もとっぷりと更けた午後8時50分に、1.5マイルオーバルを40周、40周、54周の3ステージ合計134周(201マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。
2列目4番手スタートのカイル・ブッシュが好スタートを切り2周目に首位を奪取。一方で、前戦に続き連続、今季3度目のポールポジションを獲得したクリストファー・ベルは、接触により左リアタイヤがパンクし緊急ピット。2周遅れの31位まで後退してしまった。
カイル・ブッシュはそのまま逃げ切り、ステージ1を制覇。ステージ終盤のコーションでピット戦略が分かれ、カイル・ブッシュはステージ2を11位からスタートすることになったが、着実にポジションアップ。
60周目に出されたイエローコーションでは、ベルが“ラッキー・ドッグ”(コーション発生時に周回遅れの最上位車両が首位と同一周回に復帰できる救済措置)を獲得。
ステージ2終盤、残り6周で再スタートが切られると、首位を争うジョニー・ソーター(シボレー)とマット・クラフトンの間に割って入る激しいドライビングを見せたカイル・ブッシュが首位を奪還。ステージ2もカイル・ブッシュが制した。
ここまで好走を見せ、3位でステージ2を終えたクラフトンは、ステージ間のコーションでピットインした際に、ピットロードスピード違反で無念の後退。
ここではタイヤ未交換車両がいたため、4本交換したカイル・ブッシュは3位でステージ3の再スタート。前戦首位を快走しながらトラブルに泣いたベン・ローズが4番手、ベルが5番手から再スタートを切ると、すぐに首位に立ったカイル・ブッシュを若い2人が追う形となった。
カイル・ブッシュはじりじりと後続を引き離し、独走状態となったが、あと6周というところでイエローコーション。マージンは帳消しとなり、最後の3周スプリントへ向け再スタート。
カイル・ブッシュは上手く再スタートを決め抜け出したが、その後方は3ワイドでの激しいバトルに。
カイル・ブッシュは約1秒の差をつけてトップチェッカー。前戦に続きシリーズ2連勝を飾った。今大会は、カイル・ブッシュにとって、トヨタ・タンドラでのトラック・シリーズ出場通算100戦目となる記念すべきレースだったが、見事勝利で祝うこととなった。
カイル・ブッシュはシリーズで通算47勝目(史上2位)。うち41勝をトヨタ・タンドラで挙げている。
また、ここシャーロットでのトラック・シリーズでカイル・ブッシュは7勝目。トラック・シリーズで同一コース7勝は新記録となった。
ベルは3位。4位以降にライアン・トゥルーエクス、ティモシー・ピーターズ、クラフトン、グラント・エンフィンジャー、ローズ、ノア・グラッグソン、パーカー・クリガーマンと“トヨタ・タンドラ”勢が続き、今大会“トヨタ・タンドラ”は、9台がトップ10を占めることとなった。
次戦第6戦は6月2日(金)に米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催される。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「2連勝は大きな意味を持つ。スタッフ全員の思いがこもったトヨタ・タンドラであり、チームや工場の献身あってこその2連勝だ」
「チームメイトの4号車(クリストファー・ベル)や18号車(ノア・グラッグソン)も良い走りだった。皆一丸となって素晴らしい結果を勝ち取った」
「今夜はレースのほとんどで上位争いを繰り広げ、楽しかった。中盤は集団に飲み込まれチャレンジングな瞬間もあったが、何とか乗り越え、トップに復帰できた」
「この2連勝はチーム全体の努力によるものであり、本当に誇りに思う。」