NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第8戦 Drivin’ For Linemen 200
開催日:6月17日
6台のトヨタ・タンドラがトップ10フィニッシュ
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第8戦「Drivin’ For Linemen 200」が6月17日(土)に米国中部イリノイ州マディソンのゲートウェイ・モータースポーツ・パークで開催された。
セントルイス近郊に位置するゲートウェイは昨年、ルーキーだったクリストファー・ベルが舗装路での初勝利を挙げたコース。
この週末、カップとエクスフィニティはミシガンで行われたため、掛け持ちのドライバーはおらず、シリーズのレギュラーによって激戦が展開された。
17日(土)夕方からの予選に続き、午後7時45分に1.25マイルオーバルを35周、35周、90周の3ステージ合計160周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。
ステージ1は2回のシリーズチャンピオンを獲得しているベテランのマット・クラフトンが3番手、ベルが4番手、カップ・シリーズドライバーであるマーティン・トゥルーエクス・Jr.の実弟、ライアン・トゥルーエクスが5番手、デビュー2戦目の17歳、トッド・ギリランドが6位、ベン・ローズが10位でフィニッシュした。
ステージ2もクラフトンがトヨタ勢最上位の2位。グラント・エンフィンジャーが4位、ベル5位、ローズが8位、ライアン・トゥルーエクスが9位、ギリランドが10位となった。
ステージ3の再スタート後は、タイヤ2本交換で順位を上げたベルが首位争いを展開。ギリランドも4位で続いた。しかし、ギリランドはレース終盤の115周目、トランスミッショントラブルに見舞われガレージへ。惜しくもここでレースを終えることとなってしまった。
この日はステージ1,ステージ2,ステージ3の中盤まで全くイエローコーションの出ない展開となったが、残り13周というところで初めてのイエローコーション。
残り8周での再スタートが切られると、直前のグリーンフラッグストップで給油のみとしポジションを上げたクラフトンが首位浮上、その後方で激しい2位争いを繰り広げたベルは、他車に接触されタイヤがパンク。
クラフトンはタイヤの新しい後続勢に攻められ、4位でチェッカー。エンフィンジャーが5位で3戦連続トップ5フィニッシュ。ベルが6位、ライアン・トゥルーエクスが7位で6戦連続のトップ10。ローズが8位、19歳の誕生日を迎えたばかりのノア・グラッグソンが9位に入りこちらも4戦連続トップ10。トヨタ・タンドラは6台がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第9戦は6月23日(金)にアイオワ・スピードウェイで開催される。
ドライバー マット・クラフトン
「ライバル達は最後2本タイヤ交換で仕掛けてきたが、我々はタイヤを交換しておらず、多くのラップを走っていた右タイヤはもうグリップがなかった。逆転はされたが、速さは示せた」