NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第9戦 M&M’s 200
開催日:6月23日
4台のトヨタ・タンドラがトップ10フィニッシュ
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第9戦「M&M’s 200」が6月23日(金)にアイオワ・スピードウェイで開催された。
23日(金)決勝前に行われた予選では、今季からシリーズにフル参戦している18歳のルーキー、ノア・グラッグソンが自身2度目となるポールポジションを獲得。
今季すでに2勝を挙げ、ランキング2位に付ける22歳のクリストファー・ベルが2番手で続き、カイル・ブッシュ・モータースポーツの若手2名が駆るトヨタ・タンドラが最前列グリッドを占めた。
23日(金)午後7時48分に0.875マイルショートオーバルを60周、60周、80周の3ステージ合計200周(175マイル:約280km)して競われる決勝レースがスタート。
ポールポジションのグラッグソンが16周にわたって首位を逃げるが、その後ベルがこれをかわして首位に。2台によるトップ争いが展開されたが、ベルが首位、グラッグソンが2位でステージ1は終了。
6番手スタートのベン・ローズが5位、カップ・シリーズで戦うマーティン・トゥルーエクス・Jr.の実弟であるライアン・トゥルーエクスが8番手スタートから6位へと順位を上げステージ1フィニッシュ。10番手スタートのグラント・エンフィンジャーが9位に入った。
ステージ2も首位で再スタートを切ったベルが中盤まで独走。終盤スピン車両によるイエローコーションが出されると、多くの車両がピットへ向かったが、ベルはコースに残る判断。
しかし、再スタート後、タイヤの新しいライバルにかわされ、ステージ2は4位でチェッカー。グラッグソン5位、ライアン・トゥルーエクス6位、ジェシー・リトルが8位、マット・クラフトンが9位となった。
ステージ間のピット戦略で順位が入れ替わり、ベルは12位から再スタート。ライアン・トゥルーエクスとバトルを繰り広げていたが、ライアン・トゥルーエクスは166周目にエンジンのオーバーヒートに見舞われ無念のリタイア。
185周目にはトップ10圏内でのバトルを繰り広げていたクラフトンとエンフィンジャーが接触。チームメイト同士の接触でクラフトンは壁に激しくクラッシュし、レースを終えることとなってしまった。
このクラッシュにより出されたイエローコーションで各車最後のピットへ。4位につけていたベルは、ピット作業時にホイールナット交換用のガンにトラブルが発生しタイムロス。6位へ後退。
残り7周で再スタートが切られ、エンフィンジャーがトヨタ勢最上位の4位でチェッカー。エンフィンジャーは4戦連続のトップ5フィニッシュとなった。
ベルが5位、グラッグソンが6位、20歳のリトルが9位に入り、キャリア初のトップ10フィニッシュ。トヨタ・タンドラは4台がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第10戦は7月6日(木)に米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで開催される。
ドライバー グラント・エンフィンジャー
「(チームメイトのクラフトンとの接触は)本当に申し訳なく思っている。私はイン側を走行していて、彼はアウト側からインに入ってきた。完全に私のミスだ。彼らに謝罪したい」
「チームは本当によくやってくれて、我々のトヨタ・タンドラは素晴らしかった。それだけに辛いレースになってしまった」