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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.03.07 11:00

豪州SC:開幕戦はレッドブル新型ホールデンがデビュー2連勝も、ライバルから抗議

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海外レース他 | 豪州SC:開幕戦はレッドブル新型ホールデンがデビュー2連勝も、ライバルから抗議

 しかし、ここで焦ることなく新型モデルの性能と実力を見極めつつ、前の2台を影のように追ったSVGは、2回目のピットと最後のピットストップでタイミングをずらす戦略を採り、終盤の逆転に成功。そのままホールデン・ワークス指定の開発チームに、新型マシンのデビューウインをプレゼントする開幕勝利を飾った。

 続く2位には同じくピットストップで王者候補のマクローリンを逆転したコートニーが入り、終盤にリッチー・スタナウェイ(ティックフォード・レーシング/フォード・ファルコンFG-X)、ジェームス・ゴールディン(ギャリー・ロジャース・モータースポーツ/ホールデン・コモドアZB)、トッド・ヘイゼルウッド(マット・ストーン・レーシング/フォード・ファルコンFG-X)らが絡んだクラッシュの影響でセーフティカーが導入されたこともあり、首位のSVGから3位のマクローリンまでのタイム差は、わずか3.5秒という緊迫の78ラップとなった。

 一方、このレースでも王者ウインカップの悪い流れは断ち切れず、最終的に4位に入ったデビッド・レイノルズ(エレバス・モータースポーツ/ホールデン・コモドアZB)とのバトルで序盤にスピンを喫し6位どまり。レース後の審議でも、レイノルズにはお咎めなしの裁定が下っている。

 続く日曜のレース2でも王者の受難は続き、ウインカップはスタートから序盤戦に首位を快走し大きなギャップを築いたものの、予選クラッシュの影響からか彼のニューマシンは突然のギヤボックストラブルで駆動を失い、そのままレースを終えることとなってしまった。

 また、その王者に変わってレースを引っ張ったDJRチーム・ペンスキーのマクローリンも、21周目に右フロントタイヤのパンクでドロップ。これで首位浮上に成功したSVGが、開幕2連勝という望外のリザルトで週末に300ポイントを稼ぎ出し、2018年シーズンのロケットスタートを切った。

「僕はアデレードが大好きなんだ。本当に素晴らしいレースだった」と喜びを語ったSVG。

「実はセットアップの面では少々間違った方向に行っていたのだけど、おかげでデビッド(・レイノルズ)と良いバトルができた。チームには感謝の気持ちしかないし、新型コモドアにとっては完璧なデビューになったね」

このアデレードを大得意とするジェームス・コートニーは、2位、6位と新チームの船出を飾る好リザルト
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