第102回インディ500を引退レースに公言しているダニカ・パトリック。エド・カーペンター・レーシングからの参戦がクリアとなり、最後のカーナンバーは“13”を選択した。
メジャー・オープンホイールレースで初の女性ウイナーであるダニカ・パトリック。インディカーでの活躍で全米に“ダニカフィーバー”を巻き起こし、2012年からNASCARに転向。スプリントカップフル参戦となった2013年は開幕戦のデイトナ500でポールポジションも獲得している。
F1参戦の噂もあったダニカだが、NASCARで好成績を残すことができずスポンサー獲得に苦戦。2017年にスチュワート・ハース・レーシングを離脱すると、2018年のNASCARデイトナ500と第102回インディ500の二戦に参戦し引退することを発表。“ダニカ・ダブル”と名付けられたこのチャレンジは瞬く間に注目の的となった。
シート確保に苦労したダニカだったが、1月22日に長年彼女をサポートしてきた大手IT企業『GoDaddy(ゴーダディ)』が“ダニカ・ダブル”をサポートすることを発表。ジェイ・ロビンソンがチームオーナーを務めるプレミアム・モータースポーツからデイトナ500に参戦が決定した。
デイトナ500では、100周目に発生したケゼロウスキーのクラッシュに巻き込まれて戦線を離脱。自身最後のNASCARは完走を果たせなかった。
デイトナ500を前にダニカはインディ500の参戦チームに関してもうすぐ発表できると語っていたが、すぐにエド・カーペンター・レーシングから参戦することが明らかとなり、オーナー兼ドライバーのエド・カーペンターも「楽しみだ」とコメント。エド・カーペンター・レーシングからの参戦は周知の事実となった。
ダニカは、7日にインディ500で付けるカーナンバーを発表。彼女が自ら選んだ番号は、一般的には不吉なナンバーとされる“13”だった。マシンカラーリングはまだ明らかになっていないが、インディカー時代のGoDaddyグリーンになるようだ。
「いつかグリーンカラーもレースでは不吉だと言われたことがあります。でも、私はそれがカッコいいと思っています。もし信じていたら、迷信は本当のことになってしまうでしょうね」とダニカはコメント。