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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.07.20 11:26

DTM:アストンマーチンが2020年からの参戦を検討か。エンジンはF1と同じくホンダ製との見方も

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海外レース他 | DTM:アストンマーチンが2020年からの参戦を検討か。エンジンはF1と同じくホンダ製との見方も

 2018年限りでメルセデスが活動を終了し、2019年からはスーパーGTと協議を続けてきた『クラス1』規定を採用するなど、激動の時代を迎えているDTMドイツ・ツーリングカー選手権に、アストンマーチンが2020年からの参戦を検討していると報じられた。

 アストンマーチンは現在DTMが導入を示唆しているカスタマーチームプログラムを主体に、F1でタッグを組むレッドブルとのコラボレーションを持ち込むと同時に、ホンダ製の直列4気筒直噴ターボエンジン投入を視野に入れているようだ。

 このプロジェクト実現に向け、アストンマーチンとDTMを統括するITR e.Vは交渉の初期段階にあり、DTMパドック関係者の証言によれば「この参戦発表は少なくとも2018年シーズン終了前には行われるはず」だという。 

 ITR e.V代表を務めるゲルハルト・ベルガーは、メディアの取材に対し「進行中の議論は多岐にわたっているが、まだ確定した案件はない。我々は引き続き、その(新規参入の)仕事を続けていく」とコメントしている。

 このアストンマーチンの新チームはすでにF1で実現しているパートナーシップを反映したものになると言われており、公式スポンサーとしてその名称を掲げるレッドブルとの提携を軸に、トロロッソに続いて2019年からF1エンジンを供給することが決まってるホンダとの関係も予想されている。

 プロジェクト実現に向けた原動力となっているのは、DTMとスーパーGTが公開した『クラス1規定』のテクニカルレギュレーション。DTMは2019年から空力を削減しつつ、スーパーGT500クラスで採用されている2リッター直4直噴ターボエンジンを導入する。

 スーパーGTではNRE(ニッポン・レース・エンジン)として運用されている2リッター直4直噴ターボは、現在のアストンマーチンには該当するエンジンが存在しないパワーユニットではあるものの、F1でパートナーとなるホンダのパワーユニットを採用する可能性が高いとされている。

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今季限りでメルセデスが去り、2019年はアウディ、BMWのみでのシリーズとなる
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