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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.12.07 16:37
更新日: 2018.12.07 16:40

BTCC:2019年暫定エントリーリストは全30台、アルファロメオは1年で活動休止へ

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海外レース他 | BTCC:2019年暫定エントリーリストは全30台、アルファロメオは1年で活動休止へ

「HMSレーシングとして5年計画で続けてきた活動がこうした形で途切れてしまい、2019年グリッドに並ぶことができない現実に大きく失望している」と、胸の内を語ったベルチャー。

「非常に残念なことに、参戦枠申請締め切りを前にどうしても克服できないハードルが我々の前に立ちふさがった。これは一時的な休息だと前向きに捉え、ここからは2020年のカムバックに全力を注ぎたいと思っている」

 一方、1台体制でドライバーを務めてきたオースティンは、来季に向けすべてのプランが白紙になったことを踏まえつつ、BTCCレースウイナーのひとりとして2019年グリッドに留まりたい意向を示した。

「本当に心が痛く、残念なニュースだ。我々はアルファロメオをBTCCに持ち込むべくハードな開発期間を乗り越え、表彰台を獲得するなど上々のデビューシーズンを過ごした。この冬にも充実したテストプログラムが組まれ、予定どおりなら2019年はとても力強いシーズンになっていたはずだ」とオースティン。

 この結果、HMSの参戦枠となるTOCAライセンスはフォード・フォーカスRSを走らせるモーターベース・パフォーマンスが借り受けることになり、チームは3台目の投入を計画している。

 またTOCAは来季スポーティングレギュレーションにも一部改定を施し、成績上位マシンに課されるサクセスバラストの上限を75kgから54kgに引き下げることも発表。以下、上位10台までの搭載量を調整し、引き続き各車両間の性能調整を行なっていく。

 そしてレーシングマナーに対する警告措置となる”ストライク・システム”も継続され、危険運転行為を犯したドライバーにはリザルトに20秒加算のタイムペナルティ。累積警告3回で、同じくタイムペナルティが課されるシステムとなっている。

 また2022年に導入が予定されているハイブリッド・システムに関しては、システムを構成する重要構成部品のスタンバイが整い次第、前倒しで導入実施となる可能性も示された。

英国ミニ・チャレンジなどで活動してきたExcelr8がBTCCにステップアップ
1位54kg、2位48kg、3位42kgなど、サクセスバラストの数値も調整が行われた

<BTCCイギリス・ツーリングカー選手権 2019年暫定エントリー枠>

エントリー名 枠数 車両(予定)
エイデン・モファット・レーシング 1 メルセデス・ベンツAクラス
AmD/コブラ・エキゾースト 2 FK2ホンダ・シビック・タイプR
AmD/トレードプライス・カーズ 2 アウディS3セダンBTCC
BTCレーシング 2 FK2ホンダ・シビック・タイプR
シセリー・モータースポーツ 2 メルセデス・ベンツAクラス
エクセラー8モータースポーツ 2 MG6 GT
モーターベース・パフォーマンス 3 フォード・フォーカスRS
パワー・マックスド・レーシング 2 ボクスホール・アストラBTCC
シンプソン・レーシング 1 FK2ホンダ・シビック・タイプR
スピードワークス・モータースポーツ 1 トヨタ・カローラ
チーム・パーカー・レーシング 1 BMW125i Mスポーツ
チームBMR 2 スバル・レヴォーグGT
チーム・ダイナミクス 2 FK8ホンダ・シビック・タイプR
チームHARD 4 フォルクスワーゲンCC
ウエスト・サリー・レーシング 3 BMW125i Mスポーツ

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