更新日: 2019.09.01 11:02
FIA-F2第2戦アゼルバイジャン レース1:荒れたレースをエイトケンが制す。ポールの松下は不運に泣く
平穏にレースが進行し始めた矢先の19周目、チョウ・グアンユー(ユニヴィルトゥオーシ)が前を行くファン-マヌエル・コレア(ザウバー・ジュニアチーム)にオーバーテイクを仕掛ける。
しかし、グアンユーはコレアの右リヤタイヤにフロントウィングを引っ掛け、破損。コース上にマシンを止めてしまう。また6番手を走行していたタチアナ・カルデロン(BWTアーデン)が電気系のトラブルでストップ。これによりSCが導入されレースはリセットされた。
SCは21周目に解除。だがリスタート時に接触があったかセッテ・カマラがスピンしストップ、今日3度目のSCに。
多発したトラブルによってレースは制限時間の60分に迫る。トラブルのマシン回収を行いながらSCランが進行していく。この時点で上位は、首位エイトケン、後続にデ・フリース、ラティフィ、ジョーダン・キング(MPモータースポーツ)を従える。
そして残り5分となった23周目にSCが解除、ようやくレースが再開。キングがラティフィを捉え3番手に浮上する。
そして制限時間の60分が経過。25周のレースを制したのはエイトケンで、2018年第3戦スペインのレース2以来、2度目の優勝となった。また残り2周でファステストラップを記録している。
2位にはデ・フリース、3位にはキングが入った。
ポールでスタートするも序盤のトラブルで順位を下げた松下は、結局13位でフィニッシュ。最終ラップにファステストラップを記録したが、10位以内でのフィニッシュが叶わずボーナスポイントの対象にはならなかった。予選から速さを見せるも不運に泣かされるレースとなった。
終わってみれば7台がリタイアする大荒れの展開となったレース1。レース2は日本時間4月28日(日)18:10から行われる。
■FIA-F2第2戦アゼルバイジャン 決勝レース1 リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | Time/Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 15 | J,エイトケン | カンポス | 26Laps |
2 | 4 | N.デ・フリース | ART | 2.221 |
3 | 16 | J.キング | MPモータースポーツ | 4.134 |
4 | 6 | N.ラティフィ | ダムス | 4.604 |
5 | 14 | D.ボッコラッチ | カンポス | 9.499 |
6 | 8 | L.ギオット | ユニ ヴィルトゥオーシ | 9.613 |
7 | 10 | S.ゲラエル | プレマ・レーシング | 12.313 |
8 | 12 | J-マヌエル・コレア | ザウバー・ジュニアチーム | 13.154 |
9 | 3 | N.マゼピン | ART | 13.676 |
10 | 19 | A.ユベール | BWTアーデン | 18.2 |
11 | 17 | M.ラフーナサン | MPモータースポーツ | 29.198 |
12 | 21 | R.ボスチャング | トライデント | 1’00.507 |
13 | 2 | 松下信治 | カーリン | 1Lap |
14 | 5 | S.セッテ・カマラ | ダムス | DNF |
15 | 1 | L.デルトラズ | カーリン | DNF |
16 | 11 | C.アイロット | ザウバー・ジュニアチーム | DNF |
17 | 18 | T.カルデロン | BWTアーデン | DNF |
18 | 7 | Z.グアンユー | ユニ ヴィルトゥオーシ | DNF |
19 | 9 | M.シューマッハー | プレマ・レーシング | DNF |
20 | 20 | G.アレジ | トライデント | DNF |