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海外レース他 ニュース

投稿日: 2023.09.07 17:00
更新日: 2023.09.07 16:42

ケビン・エストーレがGen3フォード・マスタングをドライブ『すべてが初で大変だった』/RSC

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海外レース他 | ケビン・エストーレがGen3フォード・マスタングをドライブ『すべてが初で大変だった』/RSC

 シーズン終盤戦恒例の長距離戦“エンデューロ・カップ”を目前に控えたRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップは、ビクトリア州近郊のウィントン・モーター・レースウェイにて耐久カップ登録コ・ドライバーを中心としたテストを実施。その現場には今季ペンライト・レーシングに初ジョイントするポルシェ・ファクトリー契約ドライバーのケビン・エストーレも姿を見せ、来日目前に新型Gen3フォード・マスタング・スーパーカーのステアリングを握っている。

 今週末開催のWEC世界耐久選手権第6戦『富士6時間耐久レース』に向け、すでに富士スピードウェイ入りしている34歳のエストーレだが、その直前となる週頭の4〜5日には南半球オーストラリア大陸に赴き、今季RSCの第9戦『ペンライト・オイル・サンダウン500』と、続く第10戦の“祭典”こと『レプコ・バサースト1000』に向けたテストに参加した。

 同じくファクトリー契約ドライバーのシモーナ・デ・シルベストロとともに、2019年以来となるオセアニア出身者以外の“海外ドライバー”となったエストーレだが、フランス出身者としてはV8時代のシリーズで活躍を演じたアレクサンダー・プレマ以来の参戦となる。

 今季もアンドレ・ロッテラーの僚友としてポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車をドライブするハイパーカー使いは、月曜の“エバリュエーション・デイ”と続く火曜の“フルテスト・デイ”にて、ペンライト・レーシングの19号車マスタングをドライブ。普段走らせているハイブリッドのポルシェ963とは異なり、右側に位置するドライバーズシートに座り、左手でギヤレバーをシフトし、そして最も重要なヒール&トゥのテクニックに適応しなければならなかった。

「ああ、大きな“ラーニング・カーブ”だったし、すべてが初めてだった。最初はかなり大変だったよ」とチームの公式映像を通じて明かしたエストーレ。

「回転数のブリップ、ヒール&トゥ、そして右ハンドルによる車両感覚とギヤチェンジの操作方法など、あらゆる要素を考えても僕が普段から慣れ親しんでいるものとは大きく異なっていた」

 そのペンライト・レーシングは、今季の“エンデューロ・カップ”に向けグリッド上で最も経験豊富なラインアップと、最も経験の浅いラインアップを構築したことになり、通算39レースに出走して6勝を挙げているデビッド・レイノルズ/ガース・タンダー組に対し、エストーレはルーキーのマット・ペインとペアを組む。

WEC世界耐久選手権では、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車をドライブする
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初体験の要素が満載となった、今季導入Gen3規定のフォード・マスタング・スーパーカーをドライブした
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