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F1ニュース

投稿日: 2015.03.31 00:00
更新日: 2018.02.17 07:00

「あと1勝」にも現実的なアリバベーネ


 マウリツィオ・アリバベーネは、マレーシアGPのセンセーショナルな勝利にもかかわらず、フェラーリが2015年に掲げた目標に今一度、現実的になるべきだと考えている。

 フェラーリは、セパン・サーキットで行われたマレーシアGP決勝で2番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルが、優れたタイヤマネージメント能力で2ストップ戦略を成功させ、3ストップ作戦を採った王者ルイス・ハミルトンを逆転で下し、見事マラネロに2年ぶりとなる勝利をプレゼントした。

 昨年は、1993年以来となる未勝利でランキング4位に終わったフェラーリだが、今シーズンは大幅な組織再編により新しく跳ね馬のボスに就任したアリバベーネのもと、目標に掲げたシーズン2勝のうち、早くも1勝を挙げることに成功した。

 しかし、アリバベーネは残りの長いシーズンにおいて、フェラーリが再び勝利を手にする可能性について慎重な姿勢を崩していない。

「現実的になる必要がある」とアリバベーネ。
「私は今シーズンの初めに2勝したいと言った。そして今、我々はそのふたつのうち、ひとつを手にした」

「だが、早すぎる勝利は時に有利にもなるし不利にもなる。したがって、我々はしっかりと地に足をつけていなければならない」

 アリバベーネは、フェラーリの改善された効率性がチームの成績に大きな要因になったと言う。
「彼らの規律のとれた行動は素晴らしかった」
「レース中、私はドライバーやエンジニアを見ていて、彼らがスイス製の時計のように機能していると思った。いや、ここは完璧なイタリア製の時計というべきだろう」

「このメッセージは、我々がしっかりと地に足をつけているということだ」
「一番重要なことは、落ち着いてやるべきことをなすということなんだ」