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F1ニュース

投稿日: 2009.06.06 00:00
更新日: 2018.02.15 13:31

【トヨタF1】F1世界選手権第7戦トルコGP フリー走行初日 順調にセッションを終了


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F1世界選手権第7戦トルコGP フリー走行初日 順調にセッションを終了

2009年6月5日(金)トルコ/イスタンブールパーク・サーキット

トルコGPの初日を迎えたパナソニック・トヨタ・レーシングは5日、1周5.338キロメートルのイスタンブールパーク・サーキットで、90分間のフリー走行を2回行った。昨日の降雨からうって変わり、この日は青空の下、気温28℃、路面温度48℃になった。使用頻度の低いイスタンブールパーク・サーキットの路面には午前中、予想通り、路面にほこりが残っていたが、日中、タイヤラバーが乗るにつれてラップタイムは伸びていった。ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは、改良したフロントウィングと空力パーツの評価をするため、通常のセットアップに加え、多くの作業をこなした。今回は、バルセロナで使用したブリヂストンのソフトタイヤとハードタイヤの組み合わせとなり、タイヤ作動の比較もしたため、両ドライバーは慌しくフリー走行を実施した。予定したプログラムを、技術的なトラブルもなく、好結果で終えた。

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー9  シャシー : TF109/06
フリー走行1回目:3番手 1分29秒271(トップと0.319秒差) 26周
フリー走行2回目:6番手 1分29秒207(トップと0.366秒差) 41周

「いつもの金曜のように、主にセットアップとタイヤの評価を集中的にやった。トラックは特に午前中、とてもほこりっぽく、少しグリップ不足に感じたが、想定の範囲内であり、明日はより良くなるだろう。新しい空力パーツは良く、残りの週末にかけ、前向きなサインだ。競争力のあるラップタイムを出せ、長距離の走行も上手く行ったので、明日も期待したい。今日のセッションには満足しており、上位を狙えるだろう」

ティモ・グロック : カー・ナンバー10  シャシー : TF109/05
フリー走行1回目:13番手 1分29秒934(トップと0.982秒差) 26周
フリー走行2回目:14番手 1分29秒518(トップと0.677秒差) 40周

「ロングランにセットアップの比較と、通常の金曜のフリー走行だった。特に、ソフトタイヤを履いたときに、クルマのバランスが、少し難しかった。予選に向けて改良したい。午後のセッションのラップタイム僅差だったので、より速くなる可能性はある。独特のコースだったモナコの時よりチームは競争力があり、明日の予選で示したい」

ディーター・ガス : レース&テスト・チーフ・エンジニア
「得るものが多い日だった。導入した新しい空力パーツを上手く使い、思った通り、モナコのときより明らかに良かった。トルコの金曜日は、たいてい路面状況が大きく変化するが、今日の午前中もそうなった。午後のセッションでは、3番手から16番手までが0.5秒以内におり、たった10キログラムの燃料の違いで、順位が入れ替わることがある。まだ、結論は出せないが、確実に言えることは、モナコのパフォーマンスのレベルとは断然に違う。週末が待ち遠しい」

新居章年 : シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「簡単には行かなかったが、まずまずのトルコGP初日となった。モナコのあと、急遽行った空力テストや、解析のおかげで、迷うことなくプログラムを進めることが出来た。唯一意外な点は、ソフトタイヤのグリップを充分に引き出せなかった事だ。多くのチーム同様な状況と聞いているので、上手く答えを見つけ、明日の予選でより上位のグリッドを目指す」


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