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ラリー/WRCニュース

投稿日: 2009.05.26 00:00
更新日: 2018.02.15 13:22

“チームオーダーなし”の判断をヒルボネンも支持


 ヤリ-マティ・ラトバラが優勝を飾ったサルディニア・ラリーで、フォードがチームオーダーを出さなかったのは正しい判断であると、ミッコ・ヒルボネンは語った。

 ヒルボネンは最終日、今季初優勝を達成すべく、チームメイトのラトバラを追った。しかし2番手の走行順がヒルボネンに不利に働き、ラトバラのダストに苦しんでペースが上がらなかった。その時点で、フォードはラトバラにペースを落としてランキング2位のヒルボネンを前に出すよう指示するのではとの推測も出てきたが、実際にはラトバラがそのまま優勝、ヒルボネンは2位でフィニッシュした。

 現在ランキングトップのセバスチャン・ローブとヒルボネンとの差は17ポイント、もしヒルボネンが優勝していたら、この差があと2ポイント縮められたことになる。しかしヒルボネンは、ラトバラを勝たせるのが正しい決断だとほのめかした。
「もちろんこの結果にはとても満足している」とヒルボネン。
「後味が悪くないし、フェアプレーだ。ヤリ-マティは素晴らしい走りをしたのだから、勝利に値する」
「昨夜、僕らには優勝争いするチャンスがあると思った。でも今朝になると、ダストがひどく、とても戦えなかった。それでもうゲームオーバーさ。ギャップは30秒近くに広がってしまったし、その後のステージでも同じ問題に苦しむことは分かっていた。それで慎重にいったんだ」
「チームにとって最高の結果だ。ここまで2台揃って安定した結果を出すことができずにいたから、(この結果は)嬉しいよ」

 ヒルボネンは、シーズン後半に巻き返し、タイトルを手にするチャンスはまだ十分あると主張するが、ローブに追いつくにはすぐにでも勝ち始めなければならないと認めた。
「僕らはアルゼンチンで貴重なポイントを失った。でも、これから勝利を重ねていければ、何が起こるか分からないよ」


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