ハミルトンにチームが愛想をつかしかねないとの声

　ルイス・ハミルトンはこのまま頻繁にクラッシュを起こし続けていけばマクラーレンのシートを失いかねないと、ジョニー・ハーバートは考えている。

　ハミルトンは今季アクシデントをしばしば引き起こし、何度もペナルティを受けている。シンガポールGPでも予選でフェリペ・マッサとニアミス、決勝ではマッサにクラッシュし、ドライブスルーペナルティを受けた。マッサはハミルトンにレースを台無しにされたと激怒している。

　元F1ドライバーで何度かF1スチュワードを務めているハーバートは、マッサが怒るのはもっともだと述べた。
「彼（マッサ）がレース後に怒るのは当然だ」とハーバートはThe Nationalへのコラムに記したとF1SAが伝えている。

　ハミルトンは来季末までマクラーレンと契約を結んでいるが、このままでは残留できない可能性も出てくるのではないかとハーバートは考えている。
「マクラーレンが彼を手元に残したいと考えているのは確かだ。だがこれほど高くつくミスを犯し続けていけば、彼らの忠誠心も揺らぎ始めるかもしれない」

　4度の世界チャンピオン、アラン・プロストは、フランスのL'Equipeに対し、今はハミルトンよりフェルナンド・アロンソとセバスチャン・ベッテルの方が優れていると述べた。
「彼（ハミルトン）はアグレッシブすぎる。少し気持ちを落ち着かせようとしてくれるマネージャーを持つべきだ。素晴らしい才能を持っているのに彼はそれを無駄にしている」