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ラリー/WRCニュース

投稿日: 2015.06.28 00:00
更新日: 2018.02.17 08:57

モンスター田嶋「昨年のタイム更新を目標に走る」


2015.6.26
コロラドスプリングス U.S.A – パイクスピークEVチャレンジ実行委員会

2015 パイクスピーク・ヒルクライム レースレポート
6.26 練習/予選走行3日目

 練習/予選走行3日目は、再びトップセクションの走行となった。23日のサンクションドプラクティスと同じコースを再走するため、これまでに行ってきたことの結果を確認できる良い機会になる。

 午前5時30分走行スタート。天候は快晴で気温も平常通りで問題はない。"Tajima Rimac E-Runner Concept_One"を駆るモンスター田嶋は、改善のために行った事をひとつひとつ丁寧に確認しながらコース攻めて行く。結果はタイムにも現れ、初日のタイムを大幅に更新した。

 短期間での車両製作・開発にも関わらず、レース用セットアップがまとまりつつあり、チームの雰囲気はポジティブだ。我々のチャレンジは、電気自動車の普及拡大を目指したものであり、そこで使われる技術が市販車へフィードバックされて行く事を前提としている。開発が順調に進み、将来の展望も見えてきた。

ドライバー モンスター田嶋コメント
「プラクティス3日目が終了しました。これまで進めてきたセッティングが、ようやくまとまりつつあります。今年のクルマは、昨年のマシンと外観は似ていますが、内容的には全くの別物で、新しいシステムやバッテリーを搭載しています。短い開発期間でここまで仕上がったことに、チームとリマック社の皆さんに感謝を申し上げたいです。また、タイヤに関しても高出力に対応するものを、これも短時間でGiti社に開発してもらいました。開発期間に余裕が無く厳しいチャレンジでしたが、今日のプラクティス3では自分が思い描くような走りをすることができ、まずは安心しています。クルマの性能としては、昨年モデルのE-Runnerに対して80Kgほど増加しています。ヒルクライムでこの数値は大きなハンディですが、今日の走行では昨年を凌ぐ性能をタイムで確認できました。日曜日のレースデイも、昨年のタイム(9分43秒900)を更新することを目標に走ります。応援よろしくお願いします。」

 第93回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの決勝レースは、土曜日のメンテナンスデイをはさみ、28日日曜日午前8時(現地時間)に1号車がスタートする。まずは二輪車部門が走行し、次いで四輪車部門となる。