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F1ニュース

投稿日: 2010.09.29 00:00
更新日: 2018.02.15 22:33

可夢偉、観光庁“スポーツ観光マイスター”に就任


 BMWザウバーF1チームからF1世界選手権に参戦する小林可夢偉が29日、観光庁が推進するスポーツを核とした観光振興PRの任を帯びる『スポーツ観光マイスター』として任命された。

 このスポーツ観光マイスターは、観光庁が世界的・全国的に活躍するスポーツ選手(元選手)にを任命し、あらゆる機会を利用してスポーツを核とした観光振興PRを行い、スポーツ観光の一層の推進を図るというもの。すでに8人のマイスターがおり、“ミスター・ル・マン”寺田陽次郎さんをはじめ現在も活躍している。

 すでに夏に帰国していた際に、溝畑宏観光庁長官からマイスター就任を要請されていた可夢偉。この日東京・霞ヶ関の観光庁長官室で行われた今回の任命式では、溝畑長官から改めて任命状と、“日本国 スポーツ観光マイスター”の肩書きが入った名刺を渡された。

 溝畑長官は、アジアでのF1が与える観光の効果、経済効果を非常に重視している様子で、「国際観光におけるF1の占める割合が非常に大きい」と可夢偉にシンガポールGPの様子などを熱心に聞き込む場面も。APECでも大臣間でその話題になるという。

「F1は300億円の経済効果があると言われている。もう一度日本でもその価値を検証しないと。我々も時間が許す限り駆けつけたいと思う」と語り、可夢偉にマイスターとしての活躍を期待した。

 可夢偉も日本国内での観光にも触れ、「鈴鹿では、F1を見に来るだけじゃなく、翌日の体育の日とかも使ってぜひ周辺で観光して欲しい。カップルでも、F1を見てから美味しいものを食べに行くとかね。その方がみんな来やすいと思います」とさっそく“マイスター”らしいコメントも聞かれた。